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  • お知らせ2018/08/10

経産省・スタートアップファクトリー事業補助金企業採択により、
グローバル市場で戦えるスタートアップ輩出への貢献を目指します

経済産業省が、ハードウェアをはじめとした独自のプロダクトの量産に向けたスタートアップの試作や設計を、ワンストップで支援する拠点「Startup Factory」構築を支援する、平成29年度補正予算「グローバル・ベンチャー・エコシステム連携加速化事業費補助金(スタートアップファクトリー構築事業)」の支給対象に当社が採択されました。これを受け、今後、長年の製造業として培ったものづくり力とアクセラレーターとしてのリソース・技術力・経験を生かしながら、グローバル市場で戦えるスタートアップの輩出に向けて京都発でサポートしてまいります。

具体的には国内外を問わず、量産化を目指しながらも、資金やネットワークが不十分なスタートアップに対して、当社所在地自治体のベンチャー支援部門である京都府商工労働観光部ものづくり振興課と京都市産業観光局新産業振興室、部品加工から開発試作の様々な工程において、エコシステムの形成実績を積み上げてきた京都試作ネット、2017年4月に開始した京都ものづくりバレー構想の研究と推進(JOHNAN)講座(KMV)、べンチャーファンドなどの資金の出し手の知見やノウハウを活用しつつ、京都府内における経験ある企業と連携し、スタートアップファクトリーのエコシステムの形成に貢献していくというものです。KMVは、京都大学経営管理大学院における当社の寄付講座であり、京都中心のスタートアップや投資ファンド、試作支援企業、京都大学産官学連携部門および大学研究者等を集め、2017年より交流研究会を10回以上開催し、スタートアップの発掘や育成活動を主導してきました。そして、これらの京都発のネットワークとスタートアップ支援実績をフルに生かしながら、「米国シコリンバレーで企画→中国深圳で試作・量産」という既存のエコシステムに日本を巻き込んでいく新しい流れをつくりたいと考えております。その一環として、当社はこのほど8月1日にパロアルトインサイト社(本社米国カリフォルニア州パロアルト市、CEO石角友愛)と業務委託契約を締結しました。これにより、AI化に向けた支援サービスプログラム開発のAI化実証実験のシステム構築を行い、シリコンバレーの世界最先端技術やエンジニアが持つ知見を京都に集結させ、京都からグローバルレベルで通用するものづくりの現場やスタートアップ輩出に貢献してまいります。

これに伴い、スタートアップ企業は事業構想当初からAI前提で量産設計を検討することが可能となり、AI化の生産現場定着が進むものと予想されます。また、当社が考える一連の構想をスタートアップコミュニティに提供することにより、これまでクローズしたサプライチェーンの中で、量産ラインで長年蓄積してきた技能がデータ化されて事業所間で共有・展開されると期待しております。更に地域・中小企業への展開などで、Connected Industries構築へ前進していきたいと考えております。


パロアルトインサイト社 (https://www.paloaltoinsight.com/)
AppleやGoogleなどの企業で、シリコンバレーの最先端技術を習得した経営陣と、200人のシリコンバレーエンジニア・機械学習専門家をネットワークし、シリコンバレー発最先端のAI戦略策定、データサイエンスチーム構築からAIシステムの実装設計まで行っている。
■CEO:石角友愛
■所在地 :本社 555 Bryant St. Suite 816, Palo Alto CA, 94301, USA
■設立:2017年


【お問い合わせ先】
JOHNAN株式会社 宮崎 功美恵
〒611-0033 京都府宇治市大久保町成手1番地28
TEL:0774-74-8003 FAX:0774-74-8002