曲面や凹凸面に追従する、伸縮自在な回路基板
~JOHNAN Stretchable~
ストレッチャブルフィルムへの実装技術は、伸縮性のある機能性フィルムに実装部品を搭載する工法です。
ストレッチャブルフィルムへの部品実装は、JOHNAN独自の機能性フィルムへの実装技術により実現しました。
今後、この技術を用いて、衣料・医療用途への応用製品への開発に貢献してまいります。
製品プロケーション開発を共にしていただけるパートナーを募集しています。お気軽にお問い合わせください。
1.特長
・伸縮性の高い素材を用いるため、基板の柔軟性が高く、電子部品実装後、基板を折る、曲げる、貼り付けるなどの動作に対応。
・アプリケーションや用途に応じて、柔軟に製品に組み込むことが可能。
(例:医療用途で人の体や衣服に貼り付けて使用する、基板を様々な形の筐体に貼り付けて使用するなど)
■使用素材
ポリウレタン、シリコンフィルム等
■使用例(採用例)
ストレッチャブルフィルム基板の生体シートへの応用

2.当社の取り組み
【動画紹介】ストレッチャブルフィルムへの実装
伸縮性のある機能性フィルムに、直接、微細配線とチップを実装します。伸ばしても形状は柔軟に変化します。
動画では、伸縮性のある機能性フィルムに、直接、微細配線の形状とチップを実装した様子をご覧いただけます。伸縮自在なフィルムに実装された部品が、フィルムの形状を変化させても外れない様子を詳しく紹介しております。

LEDイルミネーション
曲面や凹凸面に追従して伸縮可能な回路基板です。
素材はウレタンなどの伸縮素材が用いられ、非常に薄い形状になっています(5~200μm)。
使用用途は追従性がある特長を活かし、人体や曲面などの形状変化する多様なアプリケーションへの応用が考えられています。
フレキシブル基板の素材はベースフィルムにポリミドやLCPが用いられ、導体には銅が使用されています。
フレキシブル基板がレジスト塗布、マスク製作などを必要とするのに対し、印刷で回路形成を行うストレッチャブル
基板は加工プロセスが簡易になるため、加工コストを削減できる可能性があります。
(コストは製品仕様によって異なります。ご了承ください。)

3.実績
業界 | 製品名 | 実装技術 | サービス内容 |
---|---|---|---|
車載 | センサー部品 | 機能性フィルム実装 | 試作 |
産業 | 産業機器 | 機能性フィルム実装 | 試作・量産 |
物流 | 物量関連情報機器 | 機能性フィルム実装 | 試作・量産 |
4.今後の方向性(パートナーとの連携)
当社では、機能性フィルムへの実装技術を用いた各サービスの拡充を目指し、フィルム回路・部品実装・モールド成形のそれぞれの段階で、技術・工法の開発を、当社は続けてまいります。新しいデザイン・設計・開発など様々なパートナー企業との出会いによって、これからの開発を加速させていきたいと考えています。
当社には、ものづくりに精通した専門技術スタッフがおります。ものづくりにおける付加価値の高い提案およびサービスを提供します。ご興味のある方は、お気軽にご相談ください。


- ●フィルム回路
- (基材)
PET、ポリカーボネート
ポリウレタン、シリコン
熱可塑シート
(回路形成)
Agインク屈曲性
Agストレッチャブルインク

- ●モールド成形
- (成形材料・工法)
軟質:ホットメルト成形
硬質:硬質ホットメルト等
PP樹脂成型+プライマー処理
フォーミング処理 - ●ウェアラブル
- 部品接合部保護方法
伸縮素材対応
JOHNAN
- ●部品実装サービス&コンサルティング
-
導電接着剤:
低温短時間硬化(リフロー限界10分)
PET(150℃)、PC(120℃)、シリコン(200℃)、ポリウレタン(120℃)
接合強度アップ製造工法: 部品仮固定、部品ポッティング、裏打ちフィルム 各種接着剤材料: エポキシ系、シリコン系、ウレタン系等 塗布技術
5.生産設備
当社では、機能性フィルムへの実装技術を行う生産環境を構築しております。製品の開発・試作から量産試作・量産まで、一貫で対応します。JOHNANグループは国内各地に製造工場もあり、お客様のご要望にも柔軟にお応えします
・実装設備
基板形態 | プリント(二次元)基板実装 |
部品サイズ | 0201〜 |
ワークサイズ(mm) | Max.L1,240mm Max.W510mm |
実装精度 | ±40μ |
ピッチ幅 | ±80μ |
