ROV

ROVによる海底不発弾(UXO)および危険物探査ソリューション

現場の課題解決に役立つヒントやポイントを、当社の過去の経験・知見や事例を交えてご紹介します。


ROVと磁気探査で実現する、安全な海底危険物調査の知見をご紹介

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洋上風力発電や港湾工事の事前調査において、海底の不発弾や危険物は安全と工期を脅かす重大なリスクです。二次災害のリスクから潜水士による直接探査が困難な中、安全かつ正確な位置特定の手法が求められています。本記事では、磁気探査技術とROV(水中ドローン)を組み合わせ、極限の現場で安全に探査を行う手法を解説します。情報収集をされている皆様の、安全なプロジェクト計画のヒントとしてご活用ください。

製品・サービスは、文末の「JOHNANソリューション」欄に掲載しております。>詳しくはこちら

1. 極限の緊張感を乗り越える磁気探査技術

(1)背景と課題

港湾工事や洋上風力発電施設の建設において、事前調査で直面する大きな壁が、海中や海底に眠る戦時中の不発弾(UXO)や、不法投棄された化学物質のドラム缶などの存在です。これらは接触すれば大事故や深刻な環境汚染に直結するため、潜水士による直接探査は極めてリスクが高く、安全を担保しながら正確な位置を特定する手法が求められていました。

(2)磁気探査機(マグネトメーター)によるマッピング

このような危険物の安全な調査に威力を発揮するのが、磁気の乱れを感知して金属物を特定する「磁気探査機」です。泥や砂の中に埋没している不発弾であっても、その磁気異常を捉えることで正確な位置と深度を3Dマッピングし、無事故での処理計画立案を支援します。

2. ROV × マグネトメーターの活用事例

不発弾や危険物の探査においてROVに求められるのは、ただ潜ることだけではありません。対象物に絶対に接触しないホバリングが必要となります。この極限の緊張感を伴うプロフェッショナルな現場で、高機動ROVが活躍します。

(1)洋上風力発電施設建設前の海底探査

  • 課題:海底ケーブルの敷設ルートや基礎打ち込み予定地に不発弾がないか、広範囲かつ高精度に確認したい。
  • 活用方法:ROVに高感度磁気探査機を搭載し、自動高度保持機能を用いて海底面から一定の距離を保ちながらスキャン。
  • 成果:埋没したUXOの正確な磁気マップを作成し、安全な建設ルートの選定や除去作業の計画に貢献。

(2)不法投棄された化学物質ドラム缶の調査

  • 課題:腐食が進んだドラム缶は、わずかな衝撃でも内容物が漏れ出し、深刻な二次被害を引き起こす恐れがある。
  • 活用方法:磁気探査機による位置特定後、水流を巻き起こさない静音・微細なスラスター操作で慎重に接近し、高精細カメラで現状を確認。
  • 成果:接触事故ゼロで状態を可視化し、安全な引き揚げ処理に向けた正確なエビデンスを取得。

(3)港湾・航路の浚渫前安全確認

  • 課題:浚渫船が土砂とともに爆発物を巻き込み、大惨事になるリスクを防ぎたい。
  • 活用方法:事前にROVによる磁気探査を行い、異常反応があった箇所をピンポイントで特定・マーキング。
  • 成果:工期の遅れを防ぎつつ、現場作業員の命を守る絶対的な安全基準を確保。

3. JOHNANソリューション

このような絶対にミスの許されない探査作業には、高い姿勢制御能力と、大型センサーを難なく運べる十分なペイロード(水中可搬重量)を持つROVが不可欠です。当社のMOGOOLシリーズでは、磁気探知機等の特殊機材に対応したプロフェッショナルモデルを展開しています。

下記機種や他の機種につきましては、下記の製品紹介をご覧ください。
MOGOOLシリーズ 製品紹介

(1)当社の推奨機種

①MOGOOL-PRO P14000-ⅡA / P14000-ⅢA

磁気探知機を搭載するためのパワーと拡張性を兼ね備えた、当社ハイエンドの大型モデルです。

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  • 圧倒的なペイロード(水中可搬重量):P14000-ⅡAで10.5kg、P14000-ⅢAでは最大70.0kgの水中可搬重量を誇ります。大型の磁気探知機であっても、機体のバランスを崩すことなく安定して搭載可能です。
  • ホバリングと自動高度保持:計8基(水平4基、垂直4基)のベクトルスラスターにより、複雑な潮流の中でもミリ単位の姿勢制御を実現します。またオプション搭載の「自動高度保持機能」により、海底から一定の距離を自動で維持しながらの、安全でブレのない航行が可能です。
  • 安定した給電と高トルク運用:給電式により、バッテリー切れによる予期せぬ浮上や墜落リスクがありません。また、高トルクのパワースラスタは、無駄な水流や振動を抑えた静音運用が可能であり、磁気探査の精度向上と対象物への安全なアプローチに貢献します。

②カスタマイズとインテグレーション

磁気探査においては、ROV本体が発する微弱な磁気や電気ノイズの影響を避けるため、センサーを機体から一定距離離して牽引・固定するなどの特殊な艤装(フレームの作成等)が求められる場合があります。当社では、お客様の探査計画に合わせた治具開発やカスタマイズに対応いたします。

(2)アフターサービスについて

メンテナンスや修理、カスタマイズは京都の本社工場で実施しておりますので、安心してご利用いただけます。

特殊なセンサーの搭載相談や、実証試験(PoC)についても、お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。

アフターサービス

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ROV「MOGOOLシリーズ」は、様々な業界分野における「調査・点検・検査・環境保全」など、
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