
水中の質感までデジタル再現。ROV×3Dモデルで点検をDX。
高解像度カメラと精密ROVを組み合わせ、水中インフラを質感まで再現するデジタルツイン・ソリューションです。従来の目視点検では困難だったクラックのミリ単位の把握や生物付着状況を、高精度なカラー3Dモデルで可視化。ダムや港湾、洋上風力発電など、過酷な水中環境における保守点検のDX化を強力に支援します。
なお、このソリューションに関する当社の製品・サービスは、文末の「JOHNANソリューション」欄に掲載しております。>詳しくはこちら
1. 水中世界の「質感」まで再現するフォトグラメトリ技術
(1)背景と課題
水中インフラの点検において、単なる形状確認だけでなく、生物の付着状況、コンクリートの細かなクラック、防食亜鉛の消耗具合といった詳細な状態把握が求められています。 これらを解決する手法が、高解像度カメラによる「水中フォトグラメトリ」と、精密な操作が可能なROVの組み合わせです。対象物をカラー3Dモデルとしてデジタル空間に再現します。
(2)水中フォトグラメトリ装置HYDRO100の概要
HYDRO100は、フランスのIVM Technologies社が開発した、浅海・内水面での運用に特化した小型・軽量の水中フォトグラメトリユニットです。
①圧倒的な明るさと画質
35,000ルーメンという強力なLED照明と、2基の500万画素カメラを搭載。暗い水中でも対象物を鮮明に捉えます。
②超軽量設計でROVへの負担減
水中重量はわずか0.1kg(空中重量4.1kg)という軽さを実現。これにより、小型ROVにも推力の影響を与えず搭載可能です。
③リアルタイム処理対応
2TBのストレージを内蔵し、オプションの「IVM SLAM」と組み合わせることで、リアルタイムでの3Dモデリング生成も視野に入ります。
④運用深度
最大水深100mまで対応しており、ダム、港湾、タンク内などの点検に最適です。
HYDRO100の技術詳細についてはこちらをご参照ください。
2. ROV × HYDRO100の活用事例
フォトグラメトリを成功させる鍵は、対象物に対し、一定の距離と角度を保ちながら、ぶれずに連続撮影することです。これを実現するために、高い姿勢制御能力を持つROVとの連携が不可欠です。主な活用シーンは以下の通りです。
(1)ダム堤体・取水設備の精密点検
課題:コンクリート表面のクラックや目地の剥離を目視だけで記録・マッピングするのは困難。
活用方法:ROVが堤体に沿ってHYDRO100で連続撮影。
成果:クラックの幅や長さ、変色状況を3Dモデル上で精度高く計測・記録可能に。
(2)洋上風力発電施設のインフラ点検
課題:洋上風力発電施設に関するインフラの生物付着確認。
活用方法:ROVに全方位移動機能があれば、構造物の周囲を旋回しながら連続撮影を実施。
成果:成果:複雑な形状の構造物でも、死角の少ない多角的な撮影により、付着生物の種類や量を特定可能なレベルで可視化。
3. JOHNANソリューション
YDRO100を搭載し、その性能を最大限に引き出すのが、8スラスター搭載の「MOGOOL M8」です。
当社の事例につきましては、下記の動画をご覧ください。
(1)当社の推奨機種 MOGOOL M8
・HYDRO100に最適なペイロード設計
HYDRO100の水中重量はほぼゼロ(0.1kg)のため、M8の運動性能を全く損ないません。スラスターパワーを「移動」と「姿勢維持」に集中させることができます。
・横平行移動で対象を捉え続ける
岸壁やダム堤体に正対したまま、ブレずに縦垂直移動だけでなく横平行移動(スライド)が可能。フォトグラメトリの品質を左右する「画像オーバーラップ率」を一定に保ちやすく、高品質なモデル生成に貢献します。
他の機種につきましてはこちらをご参照ください。
(2)アフターサービスについて
メンテナンスや修理は京都の本社で実施しておりますので、安心してご利用いただけます。ご不明な点やご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。
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